あとがき

 「首塚」の直前の話になる。
 怪談仕立てだが、これの原型は昔読んだ松谷みよ子の「怪談を作る話」というこわいお話だった。それを読んで、小学校のぼろいほうのトイレに行くのがこわくてしかたなかった思い出がある。
 「怪談を作る話」では、実際に学校(姫路の高校だったと思う)怪談を作ろうとして、柔道部の猛者がドアを中から開かないようにしているのが「あそこのトイレの何番目のドアは12時を過ぎると開かなくなる」という噂を呼び、(当時寄宿生がいたのか)剣道部の使い手が「そんな幽霊などいるわけない。いたら真剣で串刺しだ」とばかりにドアに真剣を刺してしまった。何で高校生なのに真剣を持ってるか、というのは読んだ時は不審にも思わなかったが。勿論、中にいた人は即死。で、その後本当に12時になるとドアが開かなくなったらしい……という話。
 何故か怪談が苦手なのに、書いてしまう。
 これを清書するのも夜はイヤだったので、仕上げは午前中にやったという怖がりの作者。
 


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