【小説】 『松平容保』 (葉治英哉著・PHP文庫 1997年) 
   
 武士の義に生きた幕末の名君、という副題があります。序盤は井伊直弼との交流から最後は白虎隊の悲劇から会津藩の崩壊と斗南での復活まで長いスパンで書かれた一冊。

【研究書】 『松平定敬のすべて』 (新人物往来社編・新人物往来社 1998年)
  
 松平容保の弟であり、最後の京都所司代・松平定敬。京を追われたあとも転戦を重ねつづけ、薩長に挑み続けた前半生、かかわる人々などを研究した一冊。兄・容保の追随するイメージにとらわれがちですが、けしてそうではないきびきびとした京都時代の若様姿、そして、自ら一兵卒に扮して函館まで赴く果敢さ、断髪で英語を学ぶという機敏さに魅力を感じます。しかしまだまだ定敬に関しては謎が多いです。

【研究書】 『桑名藩戊辰戦記』 (郡義武・新人物往来社 1996年)

 剛直といわれた桑名藩士の戊辰戦争における戦歴をつぶさに描いた研究書。軍制一覧、戦負傷死者名簿も巻末にあります。著者は桑名藩士の末裔だそうです。

【研究書】 『三重幕末維新戦記』 (横山高治著・創元社 1999年)
 
 以外に一般的に知られていない幕末の藤堂藩の動き、天誅組の制圧や戊辰戦争の動きを知るに判りやすい本です。藤堂藩(津)と桑名の険悪さがどこから来たか、それが怨恨によらぬ戦争の悲しい運命の分かれ道にあったことはいうまでもありません。


会津藩・桑名藩・戊辰戦争関連 (その2)

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