あとがき
古今東西、虎をモチーフにした絵画は多い。
なかでも印象的だったのが、金戒光明寺で見た謁見の間の虎襖絵。
実際、江戸時代に虎を間近に見た人は少なく、絵師とて想像や先人の作を参考に描いたことが大半だった筈である。ムツゴロウさんは少年時代、中国大陸で虎に出会ったというが……。
今でこそ、現代人の我々は動物園やサファリパークで虎を見ることは出来るが、絵画でしか見たことの無い動物を目の当たりにした時、人はどういう反応を起こすのだろう、と思いながら書いた話である。
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